熊本支社三丸さんよりご指名頂きました。いきいきらいふの野尻です。入社して4年目、理学療法士として日々訪問リハビリテーションに携わっています。理学療法士として仕事をしていますので何かこの仕事にちなんだ内容を書こうと思い、いろいろと悩みましたが今回は、「健康経営」にちなんで「ダイエットと運動」をテーマに記事を書かせていただきます。

本題に入る前に私から皆さんの元へハンドパワーを送りたいと思います。まずは自分の体の硬さを確認してみます。その場で立って、体を前に曲げて床まで指が届きますか?どのくらい体が曲がるか覚えておいてくださいね。

それでは、眉毛の生え際に両手の指先を軽く押し当てます。押し当てた指をそのまま髪の生え際に向かって滑らせましょう。10秒ほどかけてゆっくり行います。指を当てる位置を少しずらしながら5回ほど繰り返しましょう。声に出して「柔くなれー柔くなれー。」と言いながら行うと効果的です。
・・・はい!以上です。最初と同じように身体を曲げてみてください。私のハンドパワーが届いたあなたは体が柔くなってるはずです。眼の疲れや後頭部痛、肩こりにもよいですのでデスクワークに疲れたら是非やってみてください。

さて、お遊びはこれくらいにして本題に入りたいと思います。「ダイエット」というと皆さん何を思い浮かべますか?昨今テレビでも多くの話題が取り上げられていますね。ちなみに私も2月にある熊本城マラソンに向けて現在ダイエット中です(成果はあまり望ましくありません)。低糖質ダイエットなども最近特に注目されるようになっていますが、今回は理学療法士として皆様に少しでも還元できるように「運動の方法」に着目して書かせていただきます。

 

1.有酸素運動と無酸素運動

有酸素運動と無酸素運動というとスーハースーハーと息をしながら行うと有酸素運動、息を止めて運動すると無酸素運動と思われがちですがそうではありません。人が身体を動かすエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)の生産過程で酸素を使うか使わないかによって有酸素運動と無酸素運動とに分かれます。

 

2.ダイエットに適した運動は有酸素?無酸素?

正解は両方です。有酸素運動ではカロリーの消費が効果的に期待できます。つまり頑張った分だけカロリーを消費しますが、運動しないとカロリーは消費しないためダイエットに成功したと思ってやめてしまうともとにもどりやすいです。一方で無酸素運動は筋力強化に適しており、効果がでるのに時間はかかりますが筋肉量が増えることで基礎代謝が高まりますので一度筋力をつけると効果が持続しやすくなります。この二つを組み合わせて筋力をつけながら余分なエネルギーはしっかり消費していくというやり方が理想的ですね。

 

3.運動の時間、目安

・有酸素運動:30分以上の運動で脂質の消費率が増えていきます。できれば1時間程度の運動をしましょう。ウォーキングやジョギングといったもので翌日に疲労が残らない程度を目安とするとよいでしょう。
・無酸素運動:最大筋力の60%以上の負荷で運動を行います。ベンチプレスなど器具を使用する場合には自分が可能な重さの6割程度の重りで行うといいですね。それ以外の運動では、多少の筋肉痛がでる程度の運動で2~3日に1回の割合で行うとよいでしょう。

 

いかがでしたか?体のしくみを理解して運動の方法を選択するとより効果が期待できます。私も自分に言い聞かせて今日からさらにダイエット頑張ります。皆さんも健康な体で、仕事も遊びも充実した生活を送りましょう!次回は本社情報システム課楢木さんに引き受けていただきました。よろしくお願いします。

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